中川戸風景
ドローンで撮影

伝承されている神楽の起源や特徴など
 明治時代の初め頃を中心として、島根県石見地方を源流とする石見(いわみ)神楽が、広島県の北西部に伝わりました。
 その後、戦後になると能や歌舞伎を神楽化した演目が加わり、県北一帯の神楽の演目は約60と言われるようになりました。
 明治以降、農村文化として発展してきた神楽を舞台芸術に仕上げようと、中川戸神楽団独自の演目・板蓋宮を創作し、今から20年以上前、広島市アステールプラザ大ホールで自主公演しました。これが現在の『広島神楽の原点』と言われています。
 伝統芸能・郷土芸能の総合芸術化には、賛否両論ありますが、中川戸神楽団は保存的伝承するのではなく、創造的伝承に神楽の未来を求め続けています。

プロフィール
 中川戸神楽団は、中国山地の山懐、山県郡北広島町(旧千代田町)に位置し、明治八年頃、吉藤(よしとう)八幡神社の氏子たちによって結成され、戦後になり当時高田舞をいわれる新舞を導入し、神楽の保存伝承に努めてまいりました。その後、様々なオリジナル神楽を発表し、近年は古くよりある演目に独自の演出を加え「保存的伝承から創造的伝承に」を合言葉に、「感動ある神楽」を目指し、日々精進しております。神楽団の活動の中心を地元吉藤八幡神社での秋祭り奉納神楽とし、一年を通じて他地域での奉納神楽・競演大会・各種イベント等に出演させていただいており、若い団員を中心にさらに活動を活発にしております。今後も地域の大切な伝統芸能である「神楽」を次世代に継承していくことができるよう、努力してまいります。
ご声援よろしくお願いいたします。  

TOPへ